2018年4月7日土曜日

瀬戸内の小島(1)志々島

Small Island in the Setouchi Sea, Shishijima
周囲3.4㎞の志々島(香川)へ
車がない島の主要道路にあちこちに島の歴史、見所などの看板あり
 
1970年頃の高度成長期に1000人いた島は、
1975年に小中学校とも廃校になり、今は人口16人。
 
水田はないが、畑と豊かな漁場があり、
かっては「黄金の島」と呼ばれ、
近年は寒菊やきんせんか、除虫菊が作られ「花の島」と呼ばれた。

 
宮ノ下港から20分ほど登ると、樹齢1200年、22mの大楠
島内外のたくさんのひとたちによって支えられている
この先には横尾の辻(標高109m)あり、瀬戸内海の島々が見渡せる
 
 
以前はニホンミツバチも飼育していたが、スズメバチにやられたそうだ
今は山羊が4匹

 
ここらの島々に多い両墓制の埋め墓(お骨を埋めている)
中にはお茶碗や湯飲みが・・

 
空き家を改修してゲストハウス「きんせんか」に。
予約は、志々島振興合同会社FBへ。
一泊2000円で自炊、きれいなお風呂やトイレ、台所も別棟にあり。
 
島には重機も車入らないので、手掘りで浄化槽を掘ったそうだ。
洗濯機も冷蔵庫も担いであげる!

 
浜には、青のりや打ち上げられたワカメ

 
宮ノ下港の「くすくす」(休憩所)の山地さん
1日3便の船に乗る前、降りたとき、島人も旅人もみな立ち寄る
島々の本もたくさん置いているよ。
牛島(人口10人?、周囲4.2㎞)からの玄米や干しキノコもあり。
この後、みなで満杯に。

 
この船に乗って、毎日70才の看護師さんが診療所に来る。
医師は月1回くらい、不燃物収集は年1回!
郵便屋さんは毎日、在宅介護のヘルパーも時々来るよ。
 丸亀に近い宮ノ下港へ向かう船(左)

 
船に乗る前に店に寄ることができなかったけど、毎日ごちそう
北野さんの畑でもらったブロッコリーと高菜の塩漬け、
野生化したナスタチウムを添えて。
青さやワカメの汁、ニナの塩ゆで、
 
明日は、タンポポ炒めと浜大根の菜の花ゆでて、
干しかけの月桃の茎をなってみよう。
 
 
収集した民具もある「老人いこいの家」にて
高知・大豊町で作られた後発酵茶(プーアール茶に近い)・碁石茶は、
ここらの島々まで運ばれ、茶粥にして毎日食べていたという
 
これは島唯一の上田商店(2年前に閉店)にあった碁石茶
 
なぜ? 塩味がする井戸水で炊いたご飯にあう、
米は貴重なので茶粥にして増やしたらしい

 
島にはいくつも神社がある。長い石段を上ると鏡が・・
 
また来る。