2017年12月31日日曜日

山寺で餅つき

 
Pounding rice cake at mountain temple
高知の実家の小さな菜園にて。
1~2か月に一度の帰省なので、春は地キビやタカキビを播こう。
ほったらかしだけど、左上から:落花生、春ウコン、里いもとショウガ収穫
(コンニャクは消えた・・)

 
7月半ばに脳梗塞で倒れた母は、意識障害が続き、話せず寝たきり。
亡くなったら、五台山ふもとの吸江寺の永代供養に引っ越し。向こうには浦戸湾。
33回忌が過ぎたら合同葬に。私もここに入る。多分・・
 
(どこからここに運ばれてくるのか? それにしても、お墓はいるの?)

 
そのお寺は、古い知り合いの住職が兼務している
彼の山寺、長谷寺で餅つき、五段の蒸し器!

 
この石臼に2升で、10回以上搗く!
近辺からたくさんのひとがお手伝いに。
 
でも一番近い集落も子供はほとんどおらず、高齢者のみ。
小中学校にはスクールバスで、高校は寮に入る。

 
あんころ餅や鏡餅、からみ餅も。

 
これはタカキビ、アワやイモ餅も。

 
最後は、イノシシ汁にちぎり餅を。
このイノシシをワナ猟で取った若いひとは、春に七年目の高知大・農学部を卒業
その後、韓国~中国~中央アジアへサイクリング!
そしてタジキスタンからインドへと飛ぶそうだ。
Go on a Trip
 
「旅は好きだが、・・・ 到着するのが嫌いでね」 アインシュタイン

 
母が入院している病院の裏手の中国茶のバンブー茶館へ
 
今日は蘭花香、蘭の香りに例えられる広東省のウーロン茶
工夫(クンフー式)で。茶菓子は、紅茶茶葉入りマフィン

 
モダンな練炭火鉢、奥は炭の火鉢でホコホコ

冬支度

 
Preparing for Winter
テラスにはいつも干し物がいっぱい
冬の日差しの中、
左上から:干し鮭、アマランサス、瀬戸内の島の干しオリーブ、
干しイチジク、アカザの実、マテバシイ、若狭の黒豆

 
12月始め、初氷

 
パクチーとひよこ豆の霜よけ

 
霜降りてやっとショウガとウコン掘り
(ショウガはどうやって保存しようか・・?)

 
裸麦の麦踏み

 
近くの小学校で作ったしめ縄に
菜園のバケツ稲、エン麦、タカキビとハト麦を。
長い穂は友人の作った唐人ビエ(アフリカ原産)

タカキビのホウキ作り

 
Making Broom
今日マヤルカ古書店で、タカキビのホウキ作り
草細工がしたくて京都から福島へ引っ越した星崎さんが教えてくれる

 
徳島・いや谷に行ったとき、おばあさんから教わったという。
そのおばあさんが作ったタカキビのホウキ

 
しめ縄や鍋敷き作りWSもあり


 
福島では稲わらが手に入りにくいので、山でヒロロを集める

 
ホウキ作りの最中 (むずかしかった~)
でも来春は、ホウキモロコシもサトウモロコシも植える!
 
 
稲わらのミノ
伝承するために、小さなミノ作りを続けているそうだ

 
稲わらのホウキ、ヒヒロのカゴ
(ひなが草で紐などなっていたい・・)

 
福島の打ち豆作り
青豆を水に浸して、トントン、干して保存
すぐもどるので、煮ものなどに。

冬の工房

 
Small Art Studio in Winter
週1回、東山の工房ソラ(ブログあり)へ
あるひとは、1日中チクチク
あるひとは粘土、絵付け、さおり織、新聞紙バック作りなどさまざま
 
 
12月に入って、やっとマキストーブに火がはいる
その前の煙突掃除のススを分けてもらう
松脂を混ぜて墨ができるかな?
 
 
灰をふるって熱湯をかけて、木灰の上澄み液作り
茜の先媒染などに使う、瓶に入れて保存。
コンニャク作りや山菜のあく抜き、石鹸作り、草の繊維を煮たりにも、灰はすごい!

 
北タイの手紡ぎ風綿糸を分けてもらい、草木染に。
上右から:原糸、セイタカアワダチソウ全草、エンジュの実、黄色+インド藍
インド茜の根(ミョウバン)、インド茜の根(灰汁)、同じ、インド茜+黄色
どんな織物ができるかな?

 
インド藍がブクブク
琉球藍で泥藍を作ってみたい!

醤油しぼり

 
Pressing  Soy source
近くの古民家「五右衛門」(上高野・くらしごと FB)で醤油絞り
蔵の子ども文庫、里山作り、米作り、土曜カフェ、奇数月のマルシェ、自主保育など
さまざまな活動の拠点
 
まず準備に、お湯をかまどで沸かすよ
ここらの家は、土間の真ん中にいくつもかまどがある家が残っている

 
春に仕込んだ醤油にお湯を入れて、かき混ぜる

 
醤油袋に入れて、ギアで圧縮

 
すると、それはおいしい醤油が流れてくる
子どもたちも味見
 
 
三重から来てくれた絞り師
今日は、私の暮らすアパートと二組合同で醤油絞り

 
始めは濃く、だんだん澄んでくる、最後がうまみが一番多い生醤油。
(お酒と同じね)

 
醤油袋に残った搾りかす
今年はぬか漬けに混ぜてみた

椿山・焼き畑と山のごはん

 
Slash and Burn Farming
今日は大阪・モモの家(コミュニティスペースの家)で、民族文化映像研究会の上映会
高知の山奥の「椿山・焼き畑に生きる」と、
そこに30歳ごろまで暮らしたサジ子さんのお話と山のごはん
 
 
2時間ゆでたコンニャクをミキサーにかけ、地キビ粉も入れて混ぜる、混ぜる
地キビは山間部で作られている硬粒種のトウモロコシ
粗挽きにしてごはんに混ぜたり、粉を団子にしたり・・
 
子どものころは、雑穀に白米少々くらいだったという。

 
木灰の上澄み液を入れて混ぜてゆでる

 
イタドリとゼンマイの炒め煮、ソバ団子汁などいっぱい
焼き畑の主体であった雑穀ごはんでいただきま~す
 
焼き畑は、20~30年でひとまわり、
椿山(つばやま)は、ヒエ、キビやアワ、里いもや小豆を、40度もありそうな急斜面に植えてきた
1950年代から、全国で急速に消え去った焼き畑文化

 
柏がない地域は、サルトリイバラの葉で包む
ゆでて冷凍してとっておいたそうだ
たくさ~ん春のヨモギを入れて蒸したヨモギ餅

 
1970年には30軒、160人暮らしていた椿山は、
今は60代のひとがひとり暮らすのみ。
稲わらのみのを持っているのが、サジ子さん
サジ子さんの蔵には、今でも100年前(?)のヒエの俵がたくさん積まれたまま。
 
地キビの挽き割りや大麦を蒸して麹を作り、サツマイモを混ぜて焼酎作り。
炒った雑穀を水で練って団子にし、」箱に入れて麹に。
それで味噌を作った。(もち麹か?)

 
(これは何? 納豆?)
藁つとの中には、油をしませた綿布
これを燃やして、畑仕事のときの虫よけにした

 
1976年に創立された民映研の119本の映画
日本列島を中心に、様々な地域の庶民の生活と文化を記録・研究してきた