2019年5月30日木曜日

ハンセン病療養所へ

Hansen's disease's Rest Home
ここは、全国に14か所(内6か所は島)にあるハンセン病療養所のひとつ、
国立第1号の長島愛生園(岡山)
かっては、専用列車とトラックや船、専用桟橋から療養所に送られた
戦後は子供達も多く、園内に小中学校もあったが、資格を持った教員はいなかった。
 
1931年らい予防法制定後、無らい県運動拡大、
1943年プロミン薬ができ、治る病気となる
1948年優性保護法の対象になり、断種が合法化、
(日本は出産禁止、マレーシア・フィリピン・ブラジルは出産後養子に)
1996年らい予防法廃止、

 
ここはかっての職員地帯で、入居者が近づくことは禁止されていた
今は歴史館となり、見学者がハンセン病を学び、
多くの人権問題を考える活動をしている
 
今後は、人権学習の場や世界遺産への登録も申請中
職員が繰り返して話していたのは、
「現在いるひとたちは、ハンセン病の後遺症がある障がい者」
初期症状は、皮膚の無知覚、それでやけどしたり、傷を負うことも多い。
 
 
世界のハンセン病患者は、約22万人、
インド13万人、ブラジル3万人、インドネシア1万7千人、日本1人
1985~2014年、MDT(多剤併用療法)でな治ったひとは1700万人。
 
ハンセン病は、結核菌と同じ抗酸菌の仲間で発症
栄養や免疫力の弱い状態で多くの細菌に長期間接しない限り、感染も発症もない。

 
ここに送られてきた入居者は、現金など取り上げられ、この消毒風呂に入り、
裸の写真を撮られ、縞模様の服を着せられた
 
 
それらは、この収容所(回春寮)で行われ、1週間のち寮へ
 
この上には、逃走したり園の規則を守らなかった人たちが、入れられた監房がある。
2重鍵で窓もほとんどなく、
オニギリ一個+たくわん二切れ+コップ半分の水が、2食のみ、
拘束する権限は園長にあり、裁判もない、1930年の開園から1953年まで続く。
 
その後、患者運動による自治権の獲得、患者作業の禁止、入居者給油金の創設、長島架橋の実現、らい予防法廃止、国賠訴訟の勝訴など長い歴史が続く

 
全国の療養所の平均年齢87才、平均在園年数60年、全国の入居者は1700人、
現在も、治癒しても地元に帰れないひとが多く、
偏見や差別のため家族が遺骨を引き取れないことも多い
本名でないまま亡くなる人も多く、この療養所の半分のひとたちは園名のまま。
 
長島愛生園へのバスや船でのツアーはHPから申し込み
 
6月半ば~8月半ばまで14年ぶりのヨーロッパへ
まず中国へ船で、そしてシベリア鉄道で北欧へ、ではなく今回は飛行機で。

実家の墓終い

The ending of grave
実家の仏壇閉眼~霊園の墓じまい~母の一周忌と永代供養を知り合いの禅寺で。
4代(その前は土葬で墓はない?)の家の骨壺を一つにまとめる
奥の小さな骨壺は子供か?
私が生まれる前に死んだ兄は、土になっていた

 
高知に生まれ、5才までは四万十市(旧中村市)の祖父母の家に、後に高知へ。
旭駅近くの家から18才で隣町へ引っ越し
20-30代は数年帰らないこともあったが、50代始めからは、1~2カ月毎に介護帰省
その母は、脳溢血の後遺症で、数か月意識不明のまま病院で死亡、93才
 
最後の高知、数日後には、取り壊し更地に。
最後の日は、近所の人たちが来て、
庭の鉢やレンガ、納屋の鍬や野菜苗など持って行ってくれる
 

 
父は30年前に事故死、母が亡くなったあと、それはたくさんの事務的なことがあった
ひとが死ぬと、こんなにたくさんのやらねばならないことがあるのだろうか・・?
で、シングルのひとは・・?

初夏の庭と採集

from small garden in first summer & collecting
久々にローチョコを作る
デーツの代わりに雑穀甘酒+ココナッツオイル+ローカカオ粉+キャロブ粉
お好みで、ショウガ汁やラム酒、酒粕、
トッピングは、ビルマの黒クルミ、スライスアーモンド、カカオニブ、レッドペッパー他


最後の山椒を摘み、味噌を混ぜて山椒味噌
後ろは、やっと根付いたローズマリー
こちらは、タイムと混ぜてハーブソルトに
 

 
高知県立美術館近くのムクロジの木 (大きい!)
浸水させた液で洗濯や食器洗い、洗髪も。
インド大陸~東南・東アジア~日本~インドネシアまで
照葉樹林帯の大切な多目的樹のひとつ

 
高知の実家近く、ソメイヨシノのサクランボ
中々大きな実の付いている木は少ないのに、こんなにたわわに・・
酵素ジュースにして、大人の少し苦みのある紫色のカクテルに

 
小さな菜園のからし菜のこぼれ種
今年は河原に採りに行かずに、これで作る、何を・・?
袋の中で、かわいい音がしてはじける
大袋一杯詰めても、種はカップ2杯くらい
 
そして、リンゴ酢などを混ぜて、それはおいしいマスタードに!

 
知人からもらった裸麦(大麦の1種、万年青)
麦茶やご飯に混ぜたり、粉にしたり・・

 
やっと玄関を冬カーテンから衣替え
オーガンジー風絹布の草木染布がゆれる
 
タデ藍湯漬け発酵の薄紫~オリーブ色、ウメノキゴケの赤紫、
インド茜のオレンジ色、タデ藍・生葉染めで水色など
 

醬油作り

Making Soy Sauce
アパートで毎年醤油を作っている
今年はみなが好きな塩を持ち寄った
(塩が専売公社に独占されていたころは、Nacl 99.8%くらいの塩しかなかったが・・・)
 
 
長野から取り寄せた醬油麹(炒った小麦を砕いた麹+大豆麹)と
塩を混ぜる

 
湧き水を混ぜて仕込み終了

 
梅雨明けまで1週間に一度天地返し
その後は1か月に一度、
毎回樽の表面と中の温度や湿度、混ぜたときの感じやにおいなどを記録中
 
そして真冬に、いつも2か所合同で絞り絞り師にきてもらう