2012年9月14日金曜日

南伊豆・はぐくみ農園


南伊豆のはぐぐみ農園(HP)へ
休耕地を活かそうと、グループで始めた南ダイズプロジェクト
大豆以外にもアマランサス(右)、コンニャク芋、タデ藍と綿、ヤーコン、粟2種(ひとつは、100年ぶりに一粒だけ発芽したリバイブ100)

 
その畑で穂刈りしたした粟
(北インドでは、粟より小さなまるで雑草のような雑穀が何種類かあったなあ。)
 
ある日、地元の園芸高校の生徒も加わり、粟の料理講習会。
粟ナゲット入りあんかけ、粟スープと粟ご飯、粟クッキー。粟の製品化できるかな?
 
 
同じ畑の濃い緑色のタデ藍を湯漬け発酵に。
いつも1週間で青緑+薄紫少ししか出ないのに、なんと3日目で濃い紫色に!
 
 
みなで久しぶりに、信州・伊那谷の繭玉で真綿を作ったり・・
 
無農薬のブドウ園でそれはおいしいブドウを摘み、帰ってから発酵ジュースにしてみた。軽いワインになるか炭酸ジュースになるか? はたまた、ブクブク・・・
 
 

 
 

 

那須の非電化工房



カンボジア難民キャンプで同時期働いていた知人と、20年ぶりに会った次の日、
栃木・黒磯の非電化工房(HP)の見学会へ

雑木林や小川と隣接する3000坪の敷地(テーマパーク)には、アトリエ、温室、籾殻ハウス、バイオトイレ、ゲル、ストロベイルハウスなど、いっぱい、いっぱい

まず藤村さんの息子さんが、夜間の放射冷却を使う非電化冷蔵庫(試作品)の説明


藤村さんが感動したジンバブエの農村の家から発想したストローベイルハウス、
籾殻断熱、床に非電化換気口と天窓換気あり、ススキの屋根、材料費は25万円!

旅の途中の南インドの家、東ネパール、マリやザンビアの村々で暮らした家、みな土壁だった。早寝に昼寝、よく寝て働いた。

藤村さんは、モンゴルで遊牧民が太陽光で生乳を殺菌するものや肉を保存する非電化冷蔵庫、ナイジェリアで非電化のオレンジジュース工場のプランや、飲み水を太陽光で殺菌するものを作ったり・・・


母屋の台所、
中央の黒いガラスは、放射能を除去するというゼオライトと活性炭の浄水器、
ここは、郡山と同じくらい放射線量あり。
男性は、毎年受け入れている4人の研修生のうちのひとり



長年脱原発で工学博士でもあり藤村さんは、3月11日以降、すべて工房の活動はストップし、放射能対策に追われていた。しかし、「この程度の低濃度汚染なら大人が子供たちを守ることができる。」と周囲の住民と共に覚悟を決めた。

寄付でたくさんの放射線測定器を購入し、1000人以上が数十台の測定器でいたるところを測定した。その後除染の困難さに突き当たるが・・
そして、住民プロジェクトは継続しながら、最近やっとアトリエの活動も再開。

照明もカフェも電気を使わず、ワークショップも開く上記の籾殻ハウス(客席は60席)を、みなで50万円で作る。そのモデルカフェ作りを再開した。(手前の三角型は、鶏小屋) 「このノウハウを全国に広げて、電気もお金も無駄に使わなくても幸せになれるということを、伝えて行きたい。」と藤村さん。ここの非電化除湿機が、まもなく届くよ。


 

首相官邸前 続き


この日は、官邸前、国会議事堂前、経産省前と3箇所に人々が集まった
通勤帰りにちょっと疲れて植木の台で休む人、ファミリーエリアあり、それぞれの想いをかかえて。
私は、「裸足で歩きたい」と書いた黄色の布とシャボン玉を持って。

京都の机の上には、福島原発告訴団への委任状・陳述書あり。(10月15日締切り)
 

首相官邸前へ



青春18切符で東京へ、
まっすぐ地下鉄・霞ヶ関駅A12出口を上がると、経産省前「テントひろば」へ

2011年9月11日に、脱原発の座り込み・泊まり込み開始
その後鎖で囲まれたり、何度も撤去命令や嫌がらせがありながらも、ここにあり続け、官邸前。国会周辺、東電や関電、経産省などへのアクションの基地となる

金曜の今日は、水や白い風船を配るひと、バッジを売る人、チラシ配り、たくさんの思いと人が集まっている。




 

トランジッション・夏フェスへ (2)


3日目は、セルフビルドツアーへ

これはYさんの、移動するコンポストトイレ ほとんどもらったもので作ったらしい。
5人家族で100x20cmの縦長の穴を掘り、1ヶ月で一杯になったら、前に移動していくそうだ! 
左下バケツ:用を足したあとに入れるオガクズ入れれ、匂わない旅するトイレ

 
もと作業療法士のSさんが、ほとんど独学で建てているそれは大きな丸太の家
草屋根、籾殻燻炭を断熱に使い、山羊や小さな馬も。ゲストの家、風呂、ベランダなどを敷地に建てつなぐ。4人の子供がいる、彼の夢を実現する旅は続く


トランジション・ジャパンを作ったYさんの家の雨水タンク 
(原発事故後、阿蘇へ引越し)
ここの水がトイレ内の水道(水洗ではない)に引かれ、その水をトイレためて、トイレに流している。他にオフグリッド(電力会社につないで売買電しない)のソーラーパネルや籾殻燻炭の断熱の壁。

始めの半年暮らしたゲルを囲む新居を建設中。

ここ南阿蘇は標高数百mで、夜は寒いくらい。冬はマイナス5~10度になるそうだ。
そして、温泉に3つ入って京都に帰る。

トランジション・夏フェスへ (1)


トランジッションタウン(TTジャパンのHPあり、移行するまち)の夏フェスへ。

南阿蘇の外輪山、いくつもの湧き水を通りぬけ、阿蘇フォークスクール(HPあり)へ
廃校になった校舎を舞台に先人たちの暮らしの知恵や文化を学ぶための学校

(私は20年以上前、デンマークのトラベリング・フォークハイスクールから南部アフリカ・ザンビアの小学校へ植林しに行った。)


All TT Meeting では、各テーマ別に話し合い
・オーガニック生協を作りたい! 
・コミュニティでの子育て
・アートとコミュニティ
・コミュニティの場作り
・消費者と生産者の有機的つながり など・・

全国から20近くのTTが集まった。もちろんTTにではない人もたくさん。


野外ステージでは、音楽やクリスタルボール、森の話、オープンマイク、
エネルギー対談、これは地元の森の保育園のこどもたち

周囲にはたくさんの食べ物屋や、木工や竹細工、ボディワーク、気持いい服の屋台