2023年8月26日土曜日

旅のヒント 中央アジア(キルギス編):食べ物(菜食の人へ)

(ボコンバエボの宿で、日本の飯台と同じもので、朝食を。これは、二人分)

中央アジアの食卓から、肉、小麦粉と牛乳加工品を除くと、ほとんど何も残らない。
それらが好きな人には天国。果物とナッツは多い。大きな街のスーパーや市場には、油っぽいが各種サラダあり。市場には、野菜は10数種類くらいだがある。主要なものは、ジャガイモと人参、タマネギで長期保存できるもの。青野菜は数種類、ディル、パクチ、細ネギなど。

キルギスもウズベキスタンも、ほとんどのゲストハウスやホテルにも共同キッチンがあるので、自炊可。

(元遊牧民の国で、何言っているの?)となりそうだけど。。。

基本、菜食夕飯(塩と油なしの白米も)を作ってくれる宿に泊まる。
でも中身は千差万別で、400−600ソムくらい。宿情報でよく確かめること。
言葉が通じない場所も多いので、リクエストを伝えずらいこともある。

中央アジアは、菜食はまだしも、ヴィーガンは不可能だと思う、自炊以外は。。

私はきっちりした菜食ではない、魚は時々食べるし、鹿や猪もたまに。食堂でたまに肉も食べる。小麦粉アレルギーではないけれど、米粉や他の雑穀粉や米や雑穀麺が多く、小麦粉類はとても少なくなった。
牛乳はお腹が緩くなるので、ほとんど飲まない。アーモンドや米ミルクは好き。

でもこちらは、1番苦手な牛肉がほとんど。加えて、たまに作りたての生クリームやバター、
馬乳酒、発酵ヨーグルトも味見したい。朝食(ほとんどの宿は朝食付)のナンを食べないこともむずかしいので、この1ヶ月で、数年分くらいの肉(外食は、サラダ以外は肉入りしかない)、牛乳や小麦粉加工品を食べたかも。

なんか、ガスがたまっている感じあり。ほとんど肉は食べてないのに、お腹はずっと緩かった、なんだろう。。 日本(湿潤温帯)にある何かの菌が、不足気味なのかも。

でもまた、中央アジアの風に吹かれに来ると思う。よろしくね。
次回は、パミール高原のタジキスタンと、砂漠のカザフスタン少し、またキルギスへも多分。

8月31日は、キルギスの独立記念日、9月1日は、ウズベキスタンの独立記念日。

チェルノブイリ原発事故は、1986年。ベルリンの壁崩壊は、1989年、
その2年後、1991年にソビエト連邦が崩壊し、同時に中央アジア5カ国、バルト3国を含む15カ国が独立していった。

侵略したことはあるが、独立記念日がない日本(内地)から来た私は、今中央アジア高地に。

 

旅のヒント 中央アジア(キルギス編): 持ってきたらいいかも、アプリ編

(シャテレイへハイキング時、植栽したような低木)

持ってきたらいいかもしれないもの編

軽くて薄い撥水、防水の上着とズボン(とにかく軽いもの、朝晩の温度差がすごい)
撥水の軽いウオーキングシューズ
水着(温泉や湖に浸かる時もある)
ゾウリ(こちらではまず売ってない)
ほとんどものは、なくなってもいいものを。
フタ付き食べ物入れ(朝食や市場で買ったおかずの残りなどを入れる)
(私は、ステンの直径15cm位のものを持参)
ジップロック(何かに便利)
広い正方形の綿スカーフ(頭を覆ったり、敷物ほか)
サングラス(国土の90%以上が、1500m以上の山岳高地国よ)
軽い小型魔法瓶(すぐ寒くなるからね、こちらは。。)
軽い充電器:10000以上 山に行くと、すぐネット環境なくなるよ、ソーラーもいいかも。
肩掛けベルト:小さい水筒と携帯が入るくらいのもの

洗濯バサミやマスキングテープ
ティーカップ(列車はどこも給水器があるので、お茶用に。ウズベクやカザフで)


(ボコンバエボの宿のタペストリー、皆キルギスの古いもの)

アプリ編

翻訳(グールルは使いにくいけど、博物館や食堂のメニューの説明には、まあ役立ったが、
会話は。。。 誰か使い方教えて)
e-SIM :いつも空港で現地のSIMを入れているけど、移動が多いと大変
少し高いけど、時々バーゲンがあるらしい、でも時々使えない時もあるらしいので、確認を。
yandex.go: タクシーアプリ、私はまだ使えないけど、必須やね
maps.me:ネット環境がなくても使える、山に少し入るともうネット環境がない、標高もでる!
 
visit ally:中央アジアの旅情報
caravanistan:同上 キルギスには、旅行会社が山とあるけれど。。
Kyrgyz tourism:4泊5日で390ドルのグループツアーあり。毎週水曜出発(6−9月くらい?)
大概のツアーは、この3倍近くする!
romeo2rio.com:目的地へのいろいろな行き方が出る
CBT Kyrgyz(Community based tourism): 全国にたくさんある、ぜひ訪ねてみて。


afpbb.com:少しだけど、探せば中央アジアのニュースも出てくる
(他のいいサイトあったら、教えて)

3回目のスカスカ渓谷とカジュサイ温泉へ




午前中は、カジュサイ(Kanji say)温泉へ
イスラエル人のシニアカップルとシェアタクシーで。
花いっぱいの入り口を抜けると。。


こちらは、3種類(25度、42度、水)の違う温度のプールと、
屋内の広いプール(でも暑すぎて泳げない)
タオル付きで300ソム、ロッカーはあるが、鍵はない。
着替えとシャワー室あり。
(奥に大きな浴槽の並んでいる部屋があったけど、あれはなに。。?)


3回目のスカスカ渓谷へ(fairy tale)
インドネシア、バリからやってきた一人旅のアルニアと、シェアタクシーで。
皆CBTボコンバエボで待っていたら、偶然旅人が来たので、シェア。


何せ広大なので、何回来ても新しい光景が。。
今回は、入り口から右方向へ
虹色の小山が。。。




 

 

ボコンバエボの小さな町から


こちらもイスラム教のお墓
多くは丘の上に


この小さな町に、20軒くらい似たような小さな雑貨屋あり
野菜や果物、飲み物、ビスケットや木の実、食品やミルク加工品、ナンなど
でも300mも歩くと、大きめのスーパーが向かい合わせで2軒できていた(中国系かも)
その先には、大手チェーンのGLOVEも!

スーパーにて、
即席麺、パスタなど大袋で販売中。
肉と炭水化物取りすぎでしょ、キルギス人。
右から:ソバ、粟、オーツ、白米


木の実も名称と価格を明瞭表示なので、少量でも買いやすい
携帯用の殻付きアーモンドと落花生を、少しずつ購入


小麦も50kgの大袋も!
右上の表に、小麦名もあり。カザフスタン産も多かったけど。


夏に大量のジャムやコンポート、ピクルスなどを冬用に作り置き。
瓶も大きいし、後ろの蓋も束ねて販売中


道端の目だちにくい場所にあったのは、ミルク加工品売り
 奥の人は、クムズ(馬乳酒、微発酵、アルコールわずかあり)


手前から:タン(塩味ヨーグルト、微発酵)、小さな果実入り
クルト(作りたては柔らかくておいしい)
生クリームかバター


市場で赤米(ウズゲン米)を買い、宿で炊いてもらう
くすんだ赤色は、大分抜ける


20時ごろ、町で開いていたのはここのみ。その名も、Mac burger 
シャウルマ(ケバブロール)とにかく大きい、30x5cmくらい
肉なしにしてもらい、150ソムで紅茶付き

 

シャテリィへハイキング


今日はCBTボコンバエボで聞いたシャテリィ(Shatyly)パノラマへハイキング


こんな尾根沿いの道を2時間ほど歩くと。。
ここは2800m、本当に方向感覚が悪い私でも迷わない


こんなパノラマが。。遠くに見えるのは、イシシクル湖



途中のモスリム教徒たちのお墓、土葬で土色、いつかみな大地に帰る、
道端ですれ違うたびハッとする

日本在住のモスリム教徒たちは、火葬はできないので、
日本で土葬のお墓を作る土地探しに、地元の反対で難航していると聞いた
日本も数十年前までは皆土葬だった、宗教や民族への偏見や差別的感情もあるのだろうか。。


 

 

ボコンバエボの宿


ボコンバエボの宿へ
アルティン オイモック(Altyn Oimok)


敷地内には工事中の泥の建物がたくさん
これは博物館予定、昔の衣装箱や皮の水入れなどが。。


土壁塗


到着日の夕食
一応菜食夕飯ができる宿に泊まるが、千座万別
今晩は、人参スープとサラダ、ナスとトマト焼きとご飯
毎回旬のスイカも。


今回1番心地良かった角部屋
窓からは、隣のモスクと内天山山脈が見えて、やっぱりウイグル自治区を想い起こす
ベッド一つは、机代わりに


1階大広間、ユルトの中でもこのように、
衣装箱の上に布団や長座布団などを重ねておく


家中がアート的


下述の工房で働く73歳の女性

ここでは珍しくキルギス人も宿泊
ロシア人がフェルト(シェダーク)のブランドを立ち上げるための撮影チーム、

この近所に土地を買い、ストロベールの宿泊所を作りたい小さな息子を連れた女性も。
ビシュケクの家もストローベールで作ったそうだ
訪れたいけど、週末からトルコへ行くって。
パーマカルチャーも知っていたよ


この宿のオーナー、ザニールは、もう一人と共同で1994年にこの工房を立ち上げた
一人母親や貧困の女性、精神的肉体的に傷ついた女性たち25人が、工房に来て働いている
2014年には、ユネスコの世界手工芸カウンセル賞を受賞
ここで、フェルト作り教室も開催中


カザフスタン、NAZARBAYEN大学発行の本に上記のザニールも登場


大きいフェルト作りのスノコ


製品を展示即売している建物もあり



会議室や子供たちの音楽学校、体験教室など、たくさんの建物作りが同時に進行中



どこの家も、いろいろな種類のジャムやコンポーストを作っているけれど、
やっぱり大量の白砂糖を入れるのね。。
宿の台所で。


家族の履いている可愛いスリッパ

オーストリアのカップルも同宿
オーストリアー東欧ーコーカサス、バルカンーアゼルバイジャン〜カザフスタンは飛行機、
今3ヶ月目の中央アジア、これからカザフスタン〰バンコクも飛行機で、半年後に帰国予定。
中国のビザを取り、陸路で旅したかったけれど、
3ヶ月前からそれは多くの証明書などが必要で、結局拒否された。。

彼らはMSF(国境なき医師団)の一般医で、コンゴ民主共和国、ナイジェリアなどで活動。
それが、中国ビザが拒否された理由かも。
彼は、東欧からの人も多いホームレスを支援している団体でも活動中
ウクライナ難民(ヨーロッパでは難民として、日本政府は難民とは認めていない)や、
アフリカからのヨーロッパへの難民のことなど話す

翌朝、大きなバックパックにテント持参、ガイドなしで、3泊4日のトレッキングへ出発


初めて見た太陽温水器(eco sun heater)


ここに毎日女性たちが集まって、製品作り


フェルトの端切れで作った座布団


部屋から見えるモスク
夜明け前に、アザーン(イスラム教の礼拝への呼びかけ)が聞こえてくる


塗りかけの壁


ここは、麦わらと泥を混ぜるのね
インドは、泥+稲藁+牛の尿




 

列車でバルクチチュイへ


タシケントII駅から出発(下から二番目、これは夏のみ)
毎日3本運行しているのね


車掌がマメに、紅茶やコーラ、サモサやピロシキなどを販売に。
砂糖入り紅茶が30ソム、お茶のお供は、スーパーで見つけた大麦にセージ入りクラッカー


窓口で何も言わなかったら、一人のせいかこの寝台車へ
ビシュケクーバルクチュイが4時間で150ソム、1番高いのは1000ソム!
座席のみ>寝台車>AC付、4人がけ>AC付、4人がけ、カーテンと給水付きの4クラス(多分)子供たちと海水浴や魚釣り(?)に行きそうな家族が多い



シベリア鉄道にもあった給湯器、
右:多分落としっぱなしのトイレもある


バルクチュイ駅前に、北岸チョルポンアタ行きの乗合バス(マルシュルートカ)が待っていたが、
南岸行きはなく、バザールまでタクシーで行き、シェアタクシーに。
重度の脳障害を持ったと思われる子供(1歳と20歳)連れの家族が、ふた家族同乗
タクシーの運転手と協力して、また別のタクシーに
折り畳み車椅子(?)と一緒に移動していった