2017年9月9日土曜日

南伊豆の農場へ

 
Organic Farm in South Izu
久しぶりに南伊豆のはぐくみ農場へ、翌朝
「たこ焼き食べたい!」「そしたら今日から大潮で10:30に干潮、大見浜でタコ採りに行こう!」
しかし石の下にいるはずのタコは見つからず・・ 松葉貝を。
 
畑の隅に野生のイヌビワ(クワ科イチジク属)、こんなに大きく甘いイヌビワは初めて。
これはジャムに変身、炭酸発酵ジュースにも。
 
その昔三宅島近くの御蔵島にいた時、沢で迷いながらイヌビワ見つけて、家に着くとジュース状に
それでパンを作るとふわふわパンに! 囲炉裏でクッキーの空き缶で。

 
上に草屋根付けて眠りたいような素敵なチキンドーム
時々移動するよ

 
イヌビワの下にはヤギのお墓が・・
(高知・室戸岬にたくさん自生してるアコウの木の根に似ている・・)

 
少し熟れ始めた渋柿を杵でついて、柿渋作り
何か月後には、濃い茶色の柿渋になる
紙、布、木なんでも塗れる!プラスチックが普及する前は、柿渋が多かったことだろう
(熟れ始めるとタンニンが減ってくるので、中も青い渋柿がいいよ。)

 
ハト麦収穫、こちらはハト麦茶か・・?
大麦はたくさん作って、麦茶にしたそうだ
右はタデ藍

 
2mもある立派なサイザル麻(?)
ここらでは「ヒモラン」と呼び、桜ワッパや支柱しばりに。
柔らかくする加工法が知りたい
 
メキシコでは、これに似たリュウゼツランを家畜防止用にフェンスに。
長い茎からの蜜を発酵させたらテキーラに。
北ビルマの山中では、野生のリュウゼツランを発見!

 
タデ藍一番葉(始めのがインディゴが多い)で、泥藍風に。
 
1日後:生葉を水に入れ、暖かなところに置く。
3日目:葉の色素が抜けたら、30分ほどよく混ぜる。
石灰を入れて、PH11.5に。またかき混ぜ続け泡立ちが静まったらやめる。
ハチミツと酒を少しいれる。
4~5日目:液が還元して黄色くなる。
ときどきPH11を保ち1か月は染められる(はず) (これは3日目)
 
「名阪カラーワーク研究会」から
 
北タイで、インド藍(ナンバンコマツナギ)から藍錠(Indigo Cake)作りの3日間WSに参加した。
「ここまではだれでもできるけど、その後は、赤ちゃんを見るように毎日(藍瓶の)お世話するのよ。
あちこち旅していたらできないよ。」と言われる・・・
 
 
こちらは何度もしている「生葉湯漬け法」
 
生葉に少し塩を入れた熱湯をそそぎ、重石する
1週間後にはすごい匂いとなり、中の素材は、クリーム色~黄緑~青緑~灰紫~赤紫に変化する
中は、ネットに入れた素材と生葉のサンドイッチ状。基本絹と羊毛しか染まらない。
 
徳島のアキヤマセイコさんが偶然発見したやり方 (こちらも3日目)
 
 
葉芭蕉が多い茂っていたので、風通しよくすく。
枯れた外皮でひもをなう。
上の方には小さいバナナが・・!
 
昼食は、竹皮とバナナの葉でくるんだおこわ。
昨日は、ヒエナゲットとヒエ団子
 
はぐくみ農場一家、また来るね。

Love Farmers Confrence

 
Love Farmers Confrence
アメリカ・カリフォルニアで毎年開催されるEco Farm Confrence に参加した埼玉・霜里農場の
金子さんが「ぜひ日本でも!」という想いから実現した3回目・2泊3日のConfrence
 
ここは標高550m・天竜川支流の上流・春野山の村
毎朝6時から朝霧の中、森の散策へ。山の村は、照葉樹林の森を目指す
 
 
2日目の「大地の再生」
矢野さんは、土を生き物としてとらえ、その呼吸を促す。
水脈に沿った深い溝を掘り、炭や竹、枯れ木を埋め、最後に落ち葉をかける。
これは昨年作ったもの。溝に沿って上に草が生えてきた。

 
皆で穴を掘り・・
途中に点穴も作り、そこはあまり埋めない。
時々メンテナンスも必要よ。

 
「家庭に潜む農薬と化学物質」「NVC・非暴力コミュニケーション」「フォレストガーデン入門」
「皮のなめし」「家庭菜園の始め方」「食べるマインドフルネス」「新たなコミュニティの試み」
「養蜂入門」「パーマカルチャーとランドケア」「主要農作物種子廃止法案」などたくさん。
 
みな千円以上のお礼制が多い。
 
子供向けのWSもいっぱい。「竹の遊具作り」「森のアクセサリー作り」など
これはツリークライミング (登りたかった・・・)

 
森の散策中、中々覚えられないクロモジ
オトコエシ(オミナエシが白いような・・)、ヒカゲカズラ、サルトリイバラ(柏餅やリースにしたり)、
ヒメシャラ、アベマキ(樹皮がコルク状)、シバ栗の青い実、ヒサカキ(灰のアルカリ度が高い)など


 
野外と体育館にはたくさんのマーケット、クラフトや雑貨、諸国食堂。
2018年は、8月31日~9月2日開催予定!

奈良の山里にて

 
Mountain village in Nara
奈良の山里・室生村・下笠間の400年続く本藍染へ
戦前は数件藍屋があったけれど、戦後はここ一軒になってしまった。
母屋の中に藍瓶がある家はめずらしいという。
左のムシロの中にはスクモ
(近所にはコークスの鍛冶屋さんもいる!)

 
藍の花がきれいな藍壺に布をいれる

 
これが徳島からのスクモ

 
インドのカディ(綿の手織り布)、綿のシャツ、ラオスの絹ショールなどゆ~らゆら

 
冬場は藍瓶を保存するので、その煙で壁は藍黒色に・・
 
その後、huhuhu (ハンモックや庭も広い川沿いのカフェ)で、
アジアンランチとセルフかき氷のあとお昼寝、
世界の楽器もたくさん
 
 
夕方地域起こしの人々用のシェアハウスへ、
 
作った小麦と酵母のパン、バングラや南インドカレー、
ロシアのクワス(炒った麦を乳酸発酵させたルコールなしの黒ビールみたいな味?)
高知の生節や琉球(ハスイモ)のあえもの、黒オリーブハチミツ漬、いっぱい。
左:紅麹醤(台湾)、生納豆(北タイ)も。

 
翌日桜井付近へ移動してみなで薬草摘み

 
ミント、ヨモギ、野生化したお茶、葛、ビワ、スギナ、笹、柿、
菜園からのレモングラスも。

 
くるくる巻いてハーバルボール、
 
北タイで寺院の近くでマッサージを受けるときは、
最後にいつもこれでおなかなどマッサージしてくれた。
薬草の香りが部屋に漂い・・
いくつか蒸し器に入っており、交互に使う。