2020年3月29日日曜日

南インド(8) チェンナイ

South India(8) Chennai
コインバドール~チェンナイへ~30年ぶりの夜行列車で。
シーツもない3段列車、切符はネット予約、定刻発着!

、それにしても、いつも旅は助けられるばかり


チェンナイ市内の有機の店、SHANDY, ~1998年
店頭には野菜が山盛り、店内には穀物や豆が多く、加工品は少し、
州内の8つの農場から


インドもプラ削減
(左上から)病院の3カ月分の薬はら、さらしの綿袋、アーユルベーダ製品は不織布、
スーパーは、米や野菜は紙袋、大きな布袋は有料(10Rs)、プラ大国わが日本は・・?
現在、ビルマやネパールでもほとんどプラは使わず、不織布の袋が多い

(もちろん今までのプラやペットボトルは、あちこちにゴミの山となっているが・・)


アーユルベーダの店や病院の薬局で入手したアーユルヴェーダ製品

(左から)点眼薬、点鼻薬(コロナ用に)、口の中もOKの万能薬(センダン、沙羅双樹入り)
アムラ・ハリタキ・ビヒタキ3種の薬草粉、トリファラ(免疫工場、抗酸化、抗ガン化他)
サンダルウッド入り日焼止め、ヘナ入りシャンプー、岩塩入り歯磨き粉、関節炎用バーム


チェンナイ南部のカラクシェトラ (前述のTARA BOOKSから1㎞)
南インド古典舞踊、声楽や音楽を160人の学生たちが学ぶ、
普通科4年、専攻科2年で全寮制


夕方からここの創始者ルクミニ・デヴィの命日舞踊(右上)があり、
一番前に座って聞く
昼間は、木陰で生徒たちの歌や楽器の音を聞いたり、
食堂で学生とミールスを食べたり・・
インドの奥深さを感じた幸せな一日だった


この450年のインドボダイジュの下で、朝の瞑想から1日が始まるそうだ
広い林の中の敷地には、教室の他に、楽器倉庫、タゴールホールやコンサートホール、
水連の池や美術館などが点在 (ガイドツアーもあり)


本校の向かいには、手工芸調査センターあり
扉の奥には、たくさんの織機で織り中


カラムカリ(草木染木版)用、100年も使っていそうなチークなどの木版の型


この道30年の女性
(1)布をミロラバン(タンニン下地)で染める (2)鉄液で輪郭を描く (3)煮詰めた植物染料で描く (4)アルミ液に浸す (5)バナナの汁液に浸す (6)干す


こちらは木版の鉄液で


フリーハンドでクリシュナ(音楽の神様)の下地を描く男性


おやつ食べに外へ
このカフェは、朝夕こうしてコーラムを描く


近所の道端の神様たち


翌日は南へ1時間、ダクシナチトラ(野外博物館)へ
週末でSustainable Desinge, Art and Music Fes も中庭で開催中
園内ではさまざまな出店、カフェ、ワークショップなど


バリでもよく見かけた、ヤシの若葉での飾り作り


有機の店、NAVKALYA
種や、レモン+ライム+アロエベラジュース、マンゴーアイス、生蜂蜜、
シコクビエやキヌアなど販売中


ガンジーのチャルカで綿を紡ぐひと
彼女の服は手紡ぎ草木染


南インド各地の伝統家屋を州ごとに移築
10mもありそうな長ーい腰はた織機


いろいろなゴミが分解するのに、何年かかるか?
(同じような展示を、30年も前にネパール・カトマンズの山岳博物館で見たなあ)
事態は改善か悪化方向か・・?


孔雀の踊り
小中学生の遠足も多い


アンドラプラディシュ州のカラムカリ(発祥の州)の展示
やり方を詳しくビデオで上映中


こちらは織の家、陶器の家もある


美しい草ぶきの家


学生たちが子供達や農家向けの本を販売
福岡さんの「ワラ一本の革命」タミール語版もあり

そうして、当日バンコクからの乗継便の欠航がわかったが、
何とか翌日ガラガラの関空着、3月2日桜開花待つ日本へ





























南インド(7) アーユルヴェーダ病院


South India (7) Ayurveda Hospital

21日のパンチャカルマ中なので、激しい運動はだめ
瞑想的なヨガならいいくらい、でも朝と午後は散歩に
これはなにの穴? 蜘蛛かな?


国際女性井戸端会議、アーモンドツリーの下で

(左から)・マリア (スエーデン人、夫と。ヨガ先生、ロシア~台湾~上海と数年ずつ仕事、このあと上海に戻るはずが、コロナで戻れなくなり、スエーデンで待機)、
・ヨハナ (ドイツ人、70才近いバックパッカー、こんれからいくつかのアシュラムで、
サンスクリット語やヴェダンタを学ぶ)
・セベラ (リユニオン・フランスの海外県、両親がインドから移住、若いころは10年間旅
・ブリジット (リユニオン、夫と。フランスから移住、あと4カ月で退職)
・ベレン (スイス人、フランス国境のフランス内に暮らし毎日ジュネーブへ通う看護師、
昔はWHOの夫と共に、シリアに2年間暮らしたとか・・)  ・るり
・ローレンス (フランス人、もと看護婦、インドが大好き)

ほとんど同世代のソロトラベラー(一人旅)。半分以上は母国と在住国が違う、いいな。
このあとモーリシャスとリユニオン(マダガスカル隣)から続々と。8割はフランス語圏・
他にブラジル、インド、アメリカやロシア、ポルトガルなどから


このオレンジ色のシールが部屋に貼られたら、薬草下剤を飲む日
パンチャカルマのハイライト!で、3週目すぐが多い
1日部屋から出ず、トイレと往復し記録する


SDJアーユルベーダ病院のパンフ
HPも詳しく価格も明瞭会計で出ている、21日+前後泊で、
部屋と食事1200Rs/日、毎日の施術2500Rs/日、3カ月分の薬他で合計約14万円ほど。


調合室でバターミルクを作っているのかな?


ここは、薬草オイルは外注、他のものは自家製が多い
なにを煮ているの?
次回機会あったら、薬用オイルや他のものも作り方・、元の薬草を見たい
最後に広大な薬草園ツアーがあった


日の出ごろ、屋上で各自体を動かす
(左から)瞑想、腰痛体操、蝶や鳥のような気功


シングルの私の部屋
他にダブルやコテージあり


敷地内外に野生の孔雀が数十匹いる
象もマンゴーシーズンには出没、
立派な角を持った鹿も駆け、リスはあちこちで


朝夕の散歩で羽集め、ほとんど孔雀の羽
チューリップツリーの上は、青や黄のインコもいるよ


広大な薬草園の中、蚊よけシトロネラウォーターを作る器械


日の出や夕焼け、月満ち欠けを楽しんだ23日間
最後の問診では、ピッタ(火)、ヴェータ(風と空・サブ体質)と言われる
脈診だけではなく、23日間私の行動や思考の方法、声などから判断

さて体の変化は複雑で、よくなったり、もとに戻ったり・・
これから3カ月分の薬飲みながら様子見か・・
医師からは、(これから3カ月が、食養生しながら大切)という


南インド(6)アーユルヴェーダ病院

South India (6) Ayuruveda Hospital

トリバンドラムからタミールナドゥ州・コインバドールへ夜行バスで、
寝台バスもあるが、座席で移動
さらに車で1時間揺れて、西ガード山脈ふもと、
森林保護区・標高700mのSDJアーユルベーダ病院へ

シングルの部屋の机の上には、
白湯と薬草湯、塩とヤシ砂糖、自家製・蚊よけシトロネラスプレーなど


医師との問診、脈診と舌、日本での血液検査結果なども見せたのち、
この3週間の薬が決まる

1日5回(朝6時、朝食後8時、朝食後13:00,18:00、夕食後20:00)の薬と、
白湯と薬草湯が毎日運ばれてくる
ほとんどがヤシ砂糖入りで結構甘い液体

毎日日の出前に起きて、口ゆすぎ~白湯を飲み、朝の薬を・・


ここは患者満員でも20人弱、医師3人、セラピスト17人、牛や畑係5人、
食堂3人、清掃係3人の小さな伝統的アーユルヴェーダ病院

中庭を囲むように、1階に、各医師の問診室、薬局やアクテビティルーム、
薬草調合室、薬部屋など、入院部屋は1-2階に。
外側には、住み込みスタッフの小さな部屋が並ぶ


朝食(7:30)はこんな感じで、とても軽い
大好きなアッパムとチャツネ


昼(12:30)のミールス、集中して食べられるように、皆部屋食・・
みなスパイスも油も控えめで、よく煮ている、繊維質はほとんどない感じ

生食はゼロに近いが、、ザクロとグアバのみいいことがわかり、買ってきてもらう。
生ココナッツも飲んでいいことがわかり、3週目近くから毎日午後の楽しみに。
生ココナッツを割ってもらい、ジュースと中の柔らかな果肉を・・




病院への入り口
数㎞先はケララ州、そこの村から通ってくるセラピスト女性も多い


隣人の頭湿布(バターミルクと薬草か?)


夕食(19:30)はこれくらい
今日は、シコクビエのイドゥリ(蒸しパン)とマッサラ味のおかゆ(ほとんど毎日!)
ココナッツチャツネ


大好きな火炎樹(フォランボヤン)
ザンビアやマリのサバンナでよく見かけた、雨季が始まると真っ赤な花がたわわに・・
+ジャカランダとチューリップツリーが熱帯の三大花の美しい樹らしい


アーユルベーダは、基本薬草入りオイル(胡麻やココナッツ油)マッサージ
今日は薬草オイルかけながら、薬草タンポンで体をたたく


タマリンドを干して殻を取り、岩塩と交互にして保存
でもこれはスタッフ用で、患者はすっぱいものは、基本取らない


今日のおやつ(16:00)は、
シコクビエとヤシ砂糖の上にココナッツをかけたもの

食用バナナをゆでたものやポン菓子だったり・・


3週目に、目の湿布(バターミルクとアムラ)を3日間、
点眼と点鼻は最後から2日前に1回のみ。


大切な薬草、アムラの種を取る器械!
ここにも広ーいアムラ林あり