2018年1月29日月曜日

久多の雪遊び

The northest Kuta in Sakyo-ku in snow
左京区最北の久多へ、かんじき付けて、

 
これは3日前の鹿の足跡らしい・・

 
それは大きなイノシシの罠の箱
でも毎日餌の米ぬかなどの管理が大変で、今はあまり使われてない

 
1981年小校廃校、郵便は滋賀の堅田から届く
一番近い梅ノ木(滋賀)バス停(1日3回?)から車で20分
人口90人、7割が65才以上
 
そこに昨年農家民宿が5軒できて、どぶろく特区も申請中
許可を待つドブロク小屋

 
そのひとつ、農家民宿・奥出で雪遊び
皆で作った雪キャンドル、薄暮のころ灯がともる
 
毎月1泊2日で山菜摘み、豆腐作り、ソバ打ち、納豆つくりなどの久多日和開催中
(この2-3日暖かく、残念ながらカマクラ作りはできず・・)

 
夕食用に庭の鶏解体、こんなにきれいにすべてを食べられる鶏よ。
小腸と大腸、レバーと砂肝、ササミと手羽先、心臓、脂肪と卵など
 
昨日仕留めた鹿も、たくさん皆のおなかの中へ

 
夜は分泊して、農家民宿・ゆるりへ
囲炉裏の脇の栃の実の皮はぎ器(ヘシキ)と、稲わらのホウキ
もち米2升に栃の実1升混ぜて、栃餅を作るそうだ
 
栃餅の作り方、花笠踊り、川原の六地蔵のお話などを聞きながら・・
 
栃の実運び(久多)や雪かきボランティア(2月、花脊・大河原・久多地域)も募集中
左京区報を参照

 
イカダでヒノキを運んだころ、安全祈願の志古淵(シコブチ)神社
安曇川流域では、1949年が最後のイカダとなった。

 
翌日は、麹講座のあと、麹仕込み
アミラーゼが多いササニシキを蒸す


蒸し米をていねいにほぐした後、米麹菌をふるって、まんべんなく付ける
 

 
布で包んで、湿度と温度を管理する
2日後、いい香りの麹になる予定

2018年1月28日日曜日

冬のいろいろな糸

Vorious color in winter
北タイの手紡ぎ風綿糸

 
糸かけマンダラ用に、絹・紙・綿糸を巻き取る
(紫はウメノキゴケ)

 
作業所のみなが作った紐たち(こちらは化学染料)

 
温泉で作った糸かけマンダラ(32ピン)

 
タッセル用の絹糸を染めてみる
左から:桜(鉄)、インド茜(灰汁)、黄色+インド茜(明ばん)、
エンジュ(明ばん)、エンジュ(鉄)、黄色+インド藍
 
今日は、冬青(ソヨゴ)の葉の染液を作ってみよう
1週間後には、赤みがかった薄茶色になるかも。

佐賀・吉野ケ里へ

 
Yoshinogari Historical Park in Saga
温泉の帰り、佐賀の吉野ケ里(ヨシノガリ)歴史公園へ
約1万年の縄文時代のあと、約700年(紀元前5世紀~)弥生時代が続いた
(その後は古墳時代へ)
 
 
立派な倉の天井

 
北内郭(ないかく)
最も神聖な場所でまつりごとが行われていた
巨大な祭殿の中

 
甕棺(かめかん)墓列
死者は膝を組んで埋葬され、土を盛った

 
弥生季節暦
米や雑穀、イモ、木の実、野生の果物、
貝や小魚、小動物を、素焼きの鍋で料理していたのだろうか?
 
それにしても、弥生時代の階級文化には驚く
定住し稲作を始めたことで、階級ができてきたのだろうか?
 
絣の絹をまといヒスイや真珠を身に付けた大人(たいじん)、下戸(げこ)、
そして奴隷であり、時には生贄にされた奴婢(ぬひ)、
当時の寿命は4~50才。

 
その夜は、福岡・小倉、大正から続くタンガ市場・隣のTanga Tableへ
使われなくなったビルの4階を改装し、宿とカフェに。
半分は、韓国人個人旅行者
 
翌日、市場の中の大学堂で、ご飯をよそってもらい、
市場をめぐり刺身などをのせ海鮮丼のはずが、大学堂は休み!
(魚のさばき方教室なども開催中)
 
変わりに、ヌカ床で魚を甘辛く炊いたヌカ炊き定食を。

 
暴風の中、門司港へ、
これからフェリーで下関に渡り、またフェリーで釜山へ
今晩は、市場でキムチ定食とマッコリ飲んで、オンドル部屋でおやすみ、
ではなく京都へ・・

長崎・小浜温泉で湯治

Obama hot spring in Nagasaki
 
2018年正月明け、長崎・島原半島の小浜温泉へ
わき水も豊かな地
左に上の川湧き水、水神様も祭られて・・
コーヒーに、お茶にと、地元のひとたちがよく汲みにくるよ。
 
 
湯治宿・蒸気家の蒸し釜
1週間一度もガスは使わず、みな蒸し料理!
 
 
橘湾沿いの小さな製塩所
105度の蒸気で蒸して塩にする
できた塩は、すごくミネラル分が多い!

 
すぐ橘湾にそそぐ水路
70%の温泉水が捨てられているそうだ

 
ここにも小規模の地熱発電所あり、最終日に見学に。
 
原発、風力や太陽光、火力や水力、みな原理は同じ。
熱を作ってタービンを回し、電気を得る
(原発はなにゆえに、あれだけ危険なものを作る?)

 
今晩のおかず、
魚屋の小鯛、山芋や白菜をザルに入れて数分蒸せば、できあがり。
蒸気にミネラル分が多いので、調味料わずかでも本当においしい。
地元の純米酒も少し・・

 
露地のあちこちに湧き水が・・
 
 
脇浜共同浴場へ
二畳もある番台にはなんとコタツが・・!
おばさんがぬくぬくと店番
 
木のロッカーに荷物入れて、天井の高い浴場へ
浴場の真ん中に源泉があり、冷まして飲湯
 
 
宿では、糸かけマンダラ作ったり、
今日は土手の枯れススキを集めて、ホウキ作り

 
橘湾沿いにかけ流しの足湯あり
海に向かい目を閉じる
 
その昔、浜辺に沸いたお湯で馬を温めたり、武士が傷を癒したり、
数十年前までは農家が農繁期には鍋釜・布団しょって、1か月の湯治に来た湯治文化よ。