2022年1月22日土曜日

真綿作り

Making floss
奈良操体の会で、久々に操体の奥深さを知る


その公民館でのポスター
いつものように布マスクだったので、不織布マスクを手渡される
(事実はいかに・・?)


翌日は、第9回染織の素材展へ
主催:下村ねん糸
今日の講座は、真綿と真綿紬糸実技

玉繭と中の蛹


繭玉をアルカリ水で煮て精錬し、セリシンをのぞき、広げて真綿に


広げる前に糸を紡ぐと・・
一個の繭玉から1,500mほど糸が紡げるらしい


真綿はこんなに伸びる、しかも強い・・!
一畳くらいの枠に真綿を何重にも広げ、
薄く糊をおいて、真綿のタペストリーを作ろう!


真綿を糸繰り器にかけ、糸を紡ぐ
明治~昭和初期まで、生糸は日本の輸出の40~70%を占めていた
世界一の量で、2番目は綿糸!
近年、京都も最後の養蚕農家がなくなった
わずか100年の間に・・


左から:楮の皮、大麻、苧麻(ラミー)


中:タサール糸、ギッチャー糸、
右:ムガ糸(皆インドから)
風土や食べている葉で、蚕もいろいろな色を生み出す


新型コロナ下、開催に感謝

 

藍の型染 その1

Indigo pattern dyeing
河内木綿の藍の型染を習った友人の家に集まり、
まず糊作り
餅粉+生石灰水+沸騰した水を混ぜる


ドーナッツ型にして15分ゆでる


合間に、インドの甘~いミルク菓子とチャイ


煮汁を加えよくこねるて元糊に。


別のボールに小紋糠+生石灰水+水を加える


よくこねPH12になったら、水を加えて、これくらいに


それを蒸し器で20分蒸してPH11.8に。
その間に友人の型紙コレクションを見る
どれに糊置きしようか・・?

型紙:渋紙を彫り破けないように紗を張る


敷き糊した板の上に布を張り、
友人が手彫りした型を置いて糊置き
ドキドキ・・


昔は、ふきん一枚もこんなに丁寧に作っていたのね
ふきんと彫った型紙に糊置き



この2-3日暖かな日が続き、窓を開け作業、外に干す
各自持ちかえり、家で藍染後、よく洗って糊落とし
(翌日から寒波続きで、テラスで藍染がいまだできず・・)

参考:「やさしい草木染」山崎和樹 NHK 

 

冬の日々

Winter days
しめ縄作りの里歩きのとき、
みごとな黒光りしたおくどさんが・・!
左から:牛の餌を煮る、餅つきのとき米を蒸す、汁、ごはん炊きなどの5つのカマド
壁は煤(スス)を塗りこみ灰色


冬の朝、部屋の中には小さな虹がいっぱい
手にしているのは、北インドからのクリスタルボール


春の準備
新聞にくるんだ5個のハヤトウリのうち芽が出たのは、2個のみ、これを春に植え付け
左:アンデスの赤いジャガイモ
桜の硬いつぼみも、少しづつ膨らんできて、
ヨモギやセリ、カラスノエンドウやホトケノザも出始め


久しぶりにドブロク作り
砕いた黒米、それはおいしい酒かすと伊根の赤い酒かすも入れてみたら・・
アルコール発酵の前に、半分味見でなくなる・・


カボチャ+米粉+アーモンド粉にリンゴのせて、
スパイス(カルダモンとシナモン、ショウガ)も。
愛媛の有機レモンのオリーブオイル漬け+川原のマスタードと塩


毎朝カーテンを開ける度に、今日は雪かと・・
本当に今年は雪が多く
今朝は、積雪30㎝の岩倉、ほとんど㏠降り続ける・・
(昨日、青菜を収穫しておいてよかった)

 

2022年1月21日金曜日

しめ縄・しめ飾り作りの里、長谷を歩く

Walking home of sacred straw festoon
中村先生(京都府立大特任教授)の案内で、
しめ縄作りの里、長谷を歩く
田や畑の神にも松と和飾り
昔は、米、酒や餅も供えたそうだ


京都のみらしいチョロケンは、玄関にも飾るのね
ウラジロとゆずり葉一枚添えて


ここらで見られる円座
カマドや土間に置いたり・・
中は稲わら

干し柿を連ねているのも多い

伊勢神宮系は左ない、出雲系は右ない

縁起のいい末広がりの八の字


屋根の雨といに和飾り


            丁寧にないながら、稲ワラを入れていく


蔵にもしめ縄


愛宕灯篭にも・・ 中にはお経か?
右脇はシキミの垣根


こちらも愛宕灯篭
町内安全や家内安全を祈り・・


シンプルな松と笹の門松


祇園の舞子さんの高下駄



来年はこれを作ろうかな、片玉結び?


どこも80歳や90歳の人がやっていて、後継者はいないそうだ・・



しめ縄いっぱいの長谷八幡宮


最後に地域センターに戻り、ちょっとしめ縄作り
全員初めて縄をなった

近所にこれだけ多様なしめ縄があったのね
(家の中に災いが入ってきないように・・)
上高野小学校では6年生になると、皆しめ縄作りに参加するよ

 

能登・よろみ村へ

for Noto Yoromi village
年末年始は、石川・輪島のよろみ村・龍晶寺へ
前日は特急が止まったりしたが、何とかたどり着く


玄関には、かんじきとマキ(薪ストーブと風呂用)
まだまだマキはあるよ


薪ストーブのある居間の隣のつらら


本堂で凍えながら読経の後、除夜の鐘
宿坊の廊下は-2度!
そして、2022年元旦


息子達も戻ってきて、みなでいただきま~す
息子たちは僧侶、宮大工、調理人に


啓子さんは、ソックスも大事に大事に繕いながら宝物のようにはく
右:友人が端切れで作った鍋つかみ


晴れたので、雪山散歩


みなで即興で作ったとくやぐらが・・!


銀世界には、兎の足跡がぴょんぴょん♫
しっぽが後ろにあるよ


1月2日朝


書初め
1枚目、2枚目とどんどん変化していく


お寺で、それはたくさん仕込んだ2年物の寒麹(甘味の強いうまみ調味料)
炊いたご飯:麹:塩=2:2:1
1~2週間毎日混ぜ、半年以上寝かせる、麹漬けや鍋にも。