2022年4月28日木曜日

日本の藍とラオスの綿糸

Japanese Indigo & Cotton in Laos
知人の家で、藍の踏み込み
徳島のスクモ(乾燥した藍草を発酵させたもの)、臼でつき固めた藍玉をほぐしたもの


それに灰汁を混ぜて、交代で4時間ほど踏み続ける


淡路島のタデ藍の種をもらったので、植えてみよう


4時間踏み続けると、こんなになめらかに・・
これにさらに灰汁を入れ(アルカリに)保温していくと、インディゴ色素が出てくる


今日は、「幻の色日本茜、技と織り展、職人と作家展」
「ラオス・布と生きる」前川佐知さんのお話会へ

ラオス北部のタイドン人の村にて
蚕を煮て、絹糸を繰る


いつも糸車で綿を紡ぐアカ人


生まれたときも死ぬときも手紬手織りの白布で包む
お葬式のときは、喪主に分けてもらった白い小さな布を頭にかぶり、その後日常的に使う
このベトナムからやってきたタイドン人の独自の文化を引き継ぐ精霊信仰の村は、
3村しか残ってないという
昔は、ひとり2-3着のみ衣類を持っていた

皆が着ているのは、琉球藍の泥藍染
電気が村に来てから、経済格差ができてきた


紡いだ綿糸は、川でたたいて精錬する!
男は竹籠編み、農業や狩猟、女は菜園や織物が多い

村に2か所ある鉄分の多い沼で、鉄媒染(大島紬も同じ)


山に入って仕事のあとは、山にあるもので、ごはん作り


米収穫は穂刈り
ラオスは、北タイや東北タイと同じくもち米が主食


そのタイドン村で綿栽培~手紡ぎ~藍や草木染~手織りの布たち


作家のひとりの日本茜染や苧麻(カラムシ)織


本日の展示会 知恩院内の和順会館

主催・美山日本茜研究会