2023年8月9日水曜日

KOLフェス、アートと音楽の祭りへ(1)


中央アジアで初めて、音楽とアートの新世代の祭り
3回目KOLフェスへ、なんと今年のスポンサーはVISA

これは、サカ人の儀式
他にも、プラとフェスの革命、ヨガ、トランスホーメーションゲーム、レイキ、
統合医療や心理学者の話、プラとフェスの革命など。まあ、ほとんどはロシア語だけど。

ハンドパンWSにも参加
感光写真WSの時、前にいたのは、キルギス南部で生まれ、ロシアに家族で移住したイヴァン
バフムトの戦闘で、祖父、父、弟が死んだ
母が(あなたは生き延びなければ)と自分をキルギスへ送り出した
その時、私は言葉を失った。
後で小さなバッジをくれた、(自分がいたことを覚えてくれるように)と


キルギスの伝統楽器とのアンサンブル


キルギス産のチョコレート
カカオはインドネシアやマレーシアから


キルギスの若い監督の短編映画5本上映
新型コロナ中の緊急搬送状況や、死期の近い母親を介護している医師の苦悩など

椅子は梱包した牧草。映画担当は、キリル
日本軍が占領していたサハリン(樺太、故郷ホルムスクの日本語名は真岡)で生まれ育つ、
その後中国に9年、映画制作も学ぶ、
そして、2022年10月に動員令を拒否してキルギスへ。

祖父は、1937年スターリンの政策により、中央アジアに強制移住させられた朝鮮民族の一人
父はロシア少数民族、母はロシア人と朝鮮民族で、自分が生まれた。

日本の原一男監督の(さよならCP)(極私的エロス74 恋歌)が好きだという
日本でも、50代以上で知っているかな。


突発的にファッションショーも出没

フランスーギリシアーバルカンーコーカサスー中央アジアを旅して2年、
これからラダックーネパールへ行くというサイクリングリスト、セバスチャンに出会う
日本にも中国にも4年いて、英仏日中を完璧に、+露も少し話す青年


ユルタ(柳の即壁にフェルト地を張った移動式住居)の1番上の天幕を表す
キルギスの国旗は、この天幕を見上げたデザインと40の民族を表す光線

ソンクル湖周辺の遊牧民は、5月村で小麦播種〜夏の牧草地へ家畜とユルタで移動、
9月小麦収穫 秋から村に戻り、家畜は乾燥牧草を食べるそうだ

その後、(山嶺の女王、クルマンジャン 2014年映画)を見た
キルギスの近代史を知るのには、いい国民的映画
1800年代のコーカンドハン国、ロシア帝国期のキルギス人民族指導者
50スム紙幣にも描かれている女性

後方には、泥と気で作った素朴なトイレやWS用建物がある
それらはフェスが終わると撤去するそうだ



 皆自由な服を着て、顔をペイントし、一晩中踊り、歩いて、
時々海岸で泳ぎ、食べて、WSに参加し、木陰で昼寝して。。

多くは20−30代のキルギス人や中央アジアから、このためだけに海外から来た参加者もいる

行きのバスの隣席にいたのは、カムチャッカ生まれ、
ハバロフスクの空港管制塔に勤務していたマクシム。
2022年9月に国境を越えた

今の動員令の対象は18−30歳なので、中央アジアにいるその年代のロシア人は、
ほとんど動員令を拒否して国境を越えた若者だと思う。
キルギスに10万人、ウズベキスタンに50万人、カザフスタンに70万人くらいいるのではないか
今はITで物流の仕事を立ち上げたけど、今後はロシア人の彼女と同じく心理学を学びたいそうだ

動員令対象は、地方都市が多い、モスクワ在住の市民は少ない、
だって首都で反戦デモなどが広がると困る人がいるから