2024年9月28日土曜日

コーカサス 最後の夜

 やっとコーカサスに入り、1ヶ月、最後の夜

ジョージアでは、北部ロシア国境の山ばかり。北西メスティア(1500m)では、メッセージあのあるカフェライアで毎日民族音楽を聞き、さらに北のウジュグリ(2200m)へ。石の塔に泊まり、滝や氷河の麓へ、古い石の家の博物館もいくつも見つける。

クタイシの宿では、自家製赤ブドウを収穫し、祖父からの古い絞り器でワインを作っている最中。自家製とはいえ、毎年100ℓ仕込む。その後、今度は北東のカズベグ(1700m)へ。またロシア国境の氷河の麓へハイキング。

イランやシリアから来ている女性の旅行者にも会い、(私たちの国の実際の状況は、(西側からのメディアからだけの情報とは)違うのよ)と聞かされる。。。

昨日は、塩湖を経て、アゼルバイジャン国境のレインボーマウンテンへ。キルギスのような半砂漠にも見える光景が続く。洞窟寺院には。国境警備隊の兵士が。。。ジョージアは徴兵制あり。

9月は、高地で10−29kmのハイキング(トレッキングではない)を15日もしていた。50代初めから体はなまっていたけれど、少しは鍛えられたかなあ。自炊のコツもわかり、大概共同キッチンで簡単自炊している。

一昨日から首都トリビシへ。目抜き通りの国会の前では、いつも抗議行動が起きているという。昨日は、ハンガーストライキ26日目の人たちが寝袋にくるまっていた。チアトゥア近くの小さな村で、マンガン(?)採掘が始まり、ほとんど補償金もないまま立ち退かされ、廃村になりつつあることに抗議して。

5月、多くの抗議行動の中、ロシアのスパイ法が制定され、今第2段階に入るそうだ。10月26日は、議会選挙。

明日から知り合いのいるハンガリーへ。そして10月初めにやっと、ダサインのネパールへ。中部ネパールの村々を訪ね、泥の竹の建築家カップルと再会、ドゥリケルのHASERA(パーマカルチャー農場)へファームステイした後、10月末に帰国予定。

どうも写真の更新ができないので、ブログの更新は、帰国後になりそうです。その後、またのぞいてみてください。でも11月末から台湾のパーマカルチャー世界会議(IPC15台湾)にひと月ほど行くので、その後になるかも。近いうちに会えることを。

2024年7月18日木曜日

東部アルバニアから

南フランス、ツゥルーズから7回乗り換え、夜行フェリーでアドリア海を超え、1944ー1991年まで独裁政権(偽共産主義、スターリン主義)によって鎖国されていたアルバニアへ。東部のpogradec へ。

ヨーロッパ一古いというオリッド湖の向こうは北マケドニア、明後日からKorcaへ。

日常受け取るほとんどの情報は欧米(でも西ヨーロッパだね)経由なので、ここ東南ヨーロッパ(バルカン半島)周辺のことは、ほとんど報道されない。関心ある人は、global news view (日本語)に、ここアルバニアや東ヨーロッパの記事もあるので、どうぞ。

バルカン諸国と呼ばれている国々は、ボスニアヘルツェゴビナ、コソボ、北マケドニア、セルビア、スロバニア、モンテネグロ、ここアルバニア、クロアチア、ブルガリア、ルーマニア、ギリシアなど。

初めの6つの国々は、1991−1992年、元ユーゴスラビアが内戦のち解体、再編されて、その後独立した。

7月24日に夜行バスでギリシアへ。フィンドフォーンの種をギリシアに蒔いたというkalikalosへひと月 。NVC(非暴力トレーニング)とダンスや声のWSに参加。

その後、9月初めジョージアとアルメニア、トルコ−10月初めに中部ネパールの村々へ。その後、10月末に帰国予定。

でもipat に同期されているグーグルフォトが、ブログに出てこなくなり、写真を更新できないので、お休み中。またできるようになったら、更新します。。。 

(多分単純なことだと思うけど、わからない。。。)

ミナレットから流れるアザーン(イスラムへの礼拝への呼びかけ)を聞きながら 

独裁政権時代には、一切の宗教が禁止され、ほとんどのモスクや教会は破壊された。現在は、ゆるいイスラム教が60%、キリスト教(ローマカトリックと東方正教会)が20%ほどの国。

(8月半ば)その後、ギリシアからまた夜行バスでアルバニアに戻り、首都ティラナから石の古い街、ジオカストロとベラートへ。連日21−23度ー36−39度! 湿度30−60%。

満月に南フランスへ少し戻った後、8月末から、コーカサスの国々へ。旅は続く。。

2024年7月11日木曜日

さよなら南フランス、オーバーツーリズム、遅延



メガネ屋に修理に行くと、メガネのリサイクル箱あり


ツゥールーズ地下道にて

イギリス、7月5日、13年ぶりに下院で労働党が政権に戻る
新たな難民、亡命希望者をルワンダに強制移送する移民法は、廃止されると公約される! 
そのためにスナークもと首相はルワンダ政府に490億円支払済み)

フランス、7月7日、左派連合が極右政党(国民連合)を抑える
イタリア、オーストリアでは極右政党が、勢力のばし中


混み混みのバルセロナ空港のカフェにて
コンブ茶を飲み、充電しながらブログをUP中、
電車や長距離バス、どこでもコンセントがあるのは、大助かり。

今週バルセロナでは、マスツーリズムへのデモが続いている
スペイン各地に拡大中

10年間で住居費が70%上がり、人々が暮らせる街では無くなったという
昨年は、1200万人の旅行者が来た
市長は、この5年以内に、短期滞在者用の物件を全てなくすと決めたようだ

クエンカでは、マヨルカ島に暮らすカップルが、
あまりの人混みを避けて、こちらに来ていたなあ。。

オーバーツーリズムは、京都も同じだけど。。


村の水場、いつも聞こえてくるカエルは、ここにいたのね。
入り口には、
(ヤモリやトンボもいるので、ゆっくりしてね)の看板あり

この2ヶ月の遅延他
アリカンテ=マンチェスター easyJet 1時間遅れで出発
マンチェスター=リバプール 公共バス キャンセル?と遅延で、1時間半後出発
バルセロナ=ツゥールーズ Bla Bla バス キャンセルと遅延で2時間半遅れで出発
Bari=Durres GNV夜行フェリー、2日前にキャンセルに! Bari 泊のち翌日の振替に

バルセロナ空港内で、段差がないエスカレーターで、少し前の大きいトローリー転倒寸前!
寸前で、前の男性がなんとか阻止したが、大事故になる寸前。
大きい荷物の人は、ぜひエレベーターへ。





 

南フランスの小さな村から(2)


電動のオレンジ搾り器で、毎朝のジュース作り


広い家のあちこちにテーブルと椅子、
ここは、午後日陰になるので、ランチはここで


雷雨の夜、やさしい英語の詩を読み合いする
(昔は、よく詩を書いていたけれど。。)


巨大スーパーのチーズ売り場、
両脇全てが殺菌されたチーズ!


こちらは、生チーズ売り場で、この3倍くらいあり
山羊チーズも多い
リンゴサイダー(シードル)も見つける!


今日は、裏山へ


途中、ワイルドベリーらしきものや、


レモンバームもあり
細い竹(栽培)やヨシ群も。


 

 

パステル美術館


近くの小さな町


近郊の人々の手工芸品の店の前で
パステル染、木工やガラス、絵本や絵葉書、布製品などが並ぶ


36年前(1988年)ベルリンの壁が崩壊し、
ソビエト連邦が崩壊し、ロシアになった前年のこと、

カンボジア難民キャンプで1年活動した後、
中国を3ヶ月旅し、シベリア鉄道でヨーロッパに。
その後、南フランスでブドウ摘みをした、その農家を今日訪れる!

600年続いたブドウ農家は、昨年やめて、
今は息子たちが、600頭の山羊農家に!
3ℓずつ朝晩搾乳する、フランスは山羊チーズもたくさんあるからね



なんと私のことを覚えてくれていて、夕飯に招かれる
アヒルのパテ、山羊チーズのキッシュとサラダ、
自家製ワインに果物タルト、ほとんど畑から
中2人が、今は80代のオーナー

モロッコ人の出稼ぎの人たちに混じって、
昼から手作りのワインも出て、10日ほどブドウ摘み
長靴で、荷台のブドウを潰すのには、驚かされたなあ。。
毎年、たくさんのアルバイトを受け入れ、
たくさんの料理をしてくれたね、再会に感謝


世界の4大藍は、インド藍、琉球藍、タデ藍とこの大青(ward)、
皆科が違うけれど、インディゴ色素を持っていることが、共通点
世界には、インディゴ色素を持っている他の植物もさまざまあり

今日は、そのパステル(大青)美術館へ
フランスでは、ここツゥルーズ周辺で、
10ヶ所ほどで栽培、藍染めされている

13−16世紀は、ここツゥールーズ、アルビ、カルカッソンヌ周辺で、
藍玉からインディゴ色素の塊を作り、
ヨーロッパ中に船で輸出していた
その後、インディゴ色素の含有量の多いインド藍に押されて、
ほとんどなくなりかけた

布や糸のほか、インクや顔料、コスメや石けん、
アクセサリーなど、たくさんのものを、開発中


これが、2年生、アブラナ科の大青(woad)
北海道で自生していると聞いた


左:藍玉(インディゴボール)、右:大青の種


ビデオも多い


昔の藍玉の作り方

結局、謎だった発酵法は、インド藍(泥藍)とほぼ同じようだ
(今は、藍玉を作って発酵させている工房はない)というけれど、
どうだろう。。?


100年ほど前は、
このように馬で石うすを引き、大青の生葉を潰していた


大青、後ろはタネを付けたもの
日本は湿気が多いので、生育に向かないように思うけれど、
種を少し入手したので、ほしい人はご連絡を。
ここも20haの大青畑あり


 

 

南フランスの小さな村から(1)


朝の風景
36年ぶりにひとと再会するために、やってきた村


裏のテラスの庭、
右下の土のオカリナは、35年前に多分ザンビアからその人に送ったもの
ずっと、彼のピアノの上に置いてあったそうだ


家の周囲には、桑や小さな赤いスモモがいっぱい


周辺の有機ブドウ畑も、今は収穫まで機械化しているという
高さも畝幅もきっちりすれば、機械で刈り取れるのね。。
東ヨーロッパや、北アフリカからの出稼ぎの人たちの手も借りずに。。


家の前には、広い芝生あり
家のシンボルツリー、それは大きなプラタナスや、糸杉が並ぶ




ここも夕焼けは、21時過ぎ、
ゆっくり夕飯を、テラスのテーブルで。。

 

クエンカからツゥルーズへ


トレイルで見つけたホワイトセージで、スティックを作ってみた


クエンカーバレンシアーバルセロナ(以上スペイン)までは列車で
クエンカ駅の日除け


バルセロナートゥールーズ(南フランス)のバスが、キャンセル+遅延で、
乗客が混乱していた頃、前にいたかっこいい女の子のバック
(フェミニストであることを、誇りに思う!)
by COMAC(ベルギーのNGO)

2時間半遅れて、やっと代行バスが来る


途中のバス休憩で、初めて見たフランスの分別ゴミ箱
左から:生ごみ、リサイクル(缶、プラ、紙)、その他
字が読めなくても、子供にもわかるね


バルセロナートゥルーズは600kmあり、6時間以上かかる。。
ボンジュール、南フランス


あの味気ない横断歩道もこのように。。


原発王国フランスの巨大風力発電がいっぱい
一つの羽が、30mよ!