2024年7月11日木曜日

パステル美術館


近くの小さな町


近郊の人々の手工芸品の店の前で
パステル染、木工やガラス、絵本や絵葉書、布製品などが並ぶ


36年前(1988年)ベルリンの壁が崩壊し、
ソビエト連邦が崩壊し、ロシアになった前年のこと、

カンボジア難民キャンプで1年活動した後、
中国を3ヶ月旅し、シベリア鉄道でヨーロッパに。
その後、南フランスでブドウ摘みをした、その農家を今日訪れる!

600年続いたブドウ農家は、昨年やめて、
今は息子たちが、600頭の山羊農家に!
3ℓずつ朝晩搾乳する、フランスは山羊チーズもたくさんあるからね



なんと私のことを覚えてくれていて、夕飯に招かれる
アヒルのパテ、山羊チーズのキッシュとサラダ、
自家製ワインに果物タルト、ほとんど畑から
中2人が、今は80代のオーナー

モロッコ人の出稼ぎの人たちに混じって、
昼から手作りのワインも出て、10日ほどブドウ摘み
長靴で、荷台のブドウを潰すのには、驚かされたなあ。。
毎年、たくさんのアルバイトを受け入れ、
たくさんの料理をしてくれたね、再会に感謝


世界の4大藍は、インド藍、琉球藍、タデ藍とこの大青(ward)、
皆科が違うけれど、インディゴ色素を持っていることが、共通点
世界には、インディゴ色素を持っている他の植物もさまざまあり

今日は、そのパステル(大青)美術館へ
フランスでは、ここツゥルーズ周辺で、
10ヶ所ほどで栽培、藍染めされている

13−16世紀は、ここツゥールーズ、アルビ、カルカッソンヌ周辺で、
藍玉からインディゴ色素の塊を作り、
ヨーロッパ中に船で輸出していた
その後、インディゴ色素の含有量の多いインド藍に押されて、
ほとんどなくなりかけた

布や糸のほか、インクや顔料、コスメや石けん、
アクセサリーなど、たくさんのものを、開発中


これが、2年生、アブラナ科の大青(woad)
北海道で自生していると聞いた


左:藍玉(インディゴボール)、右:大青の種


ビデオも多い


昔の藍玉の作り方

結局、謎だった発酵法は、インド藍(泥藍)とほぼ同じようだ
(今は、藍玉を作って発酵させている工房はない)というけれど、
どうだろう。。?


100年ほど前は、
このように馬で石うすを引き、大青の生葉を潰していた


大青、後ろはタネを付けたもの
日本は湿気が多いので、生育に向かないように思うけれど、
種を少し入手したので、ほしい人はご連絡を。
ここも20haの大青畑あり