2017年12月31日日曜日

椿山・焼き畑と山のごはん

 
Slash and Burn Farming
今日は大阪・モモの家(コミュニティスペースの家)で、民族文化映像研究会の上映会
高知の山奥の「椿山・焼き畑に生きる」と、
そこに30歳ごろまで暮らしたサジ子さんのお話と山のごはん
 
 
2時間ゆでたコンニャクをミキサーにかけ、地キビ粉も入れて混ぜる、混ぜる
地キビは山間部で作られている硬粒種のトウモロコシ
粗挽きにしてごはんに混ぜたり、粉を団子にしたり・・
 
子どものころは、雑穀に白米少々くらいだったという。

 
木灰の上澄み液を入れて混ぜてゆでる

 
イタドリとゼンマイの炒め煮、ソバ団子汁などいっぱい
焼き畑の主体であった雑穀ごはんでいただきま~す
 
焼き畑は、20~30年でひとまわり、
椿山(つばやま)は、ヒエ、キビやアワ、里いもや小豆を、40度もありそうな急斜面に植えてきた
1950年代から、全国で急速に消え去った焼き畑文化

 
柏がない地域は、サルトリイバラの葉で包む
ゆでて冷凍してとっておいたそうだ
たくさ~ん春のヨモギを入れて蒸したヨモギ餅

 
1970年には30軒、160人暮らしていた椿山は、
今は60代のひとがひとり暮らすのみ。
稲わらのみのを持っているのが、サジ子さん
サジ子さんの蔵には、今でも100年前(?)のヒエの俵がたくさん積まれたまま。
 
地キビの挽き割りや大麦を蒸して麹を作り、サツマイモを混ぜて焼酎作り。
炒った雑穀を水で練って団子にし、」箱に入れて麹に。
それで味噌を作った。(もち麹か?)

 
(これは何? 納豆?)
藁つとの中には、油をしませた綿布
これを燃やして、畑仕事のときの虫よけにした

 
1976年に創立された民映研の119本の映画
日本列島を中心に、様々な地域の庶民の生活と文化を記録・研究してきた