2018年11月1日木曜日

笠岡諸島・六島

 for The Kasaoka Islands, Mushima (Okayama)
 
高知の帰り、岡山・笠岡諸島・最南端の六島へ (南隣の島は香川)
周囲4.2km、60人小島。戦後すぐは180人いた。
 
全国の大学のインターンシップ(NPOエリアイノベーションから)やみなの協力で、
自炊の宿・島小屋ができた。外には岩風呂もある!
週末はカフェも営業中

 
埋め立てた港の待合所、奥は月2回医師が来る診療所
生協の宅配もないこの島で、買い物は、
なんとイオンの宅配が、週1回届くそうだ。

 
暖地に行くと、いつもキダチアロエの勢いに圧倒される!

 
昔はタコ壺も陶器だった
今はオールプラスチック

 
185mの大石山へ、
蜘蛛の巣をかき分けかき分け、
(泳いできた)イノシシの獣道と化した山道を登りながら・・
灯台の向こうは、香川の島々

 
後ろは2003年に休校し、2007年に再校した小学校、今は全生徒3人。
昔中学校は笠岡で寮だったが、今はスクールボートで神島中学校(全生徒15人)へ通える。

 
家々が見えるが、ほとんどは空き家、
島の家は潮風で痛みも早く、車道がないので(廃屋になっても)運搬がむずかしい。
この部落で暮らしているのは、17世帯のみ。部落はふたつ。
 
1970年代バブルのころは、薬屋、電気屋,服屋など
島めぐりの行商が来ていたという

 
待合所にあった小学校新聞
ヒジキの作り方:1月干潮時浜へ、ハサミで5㎝残して切る。
重いヒジキを家まで背負って上がるのが一番大変、すぐ水洗いして2-3時間置く。
 
1時間煮ると緑色になり、1時間蒸す。
2-3日スダレに広げ、まんべんなく天日干しすると茶色に。
ゴミを採って袋詰め。ごくろうさま。
 

 
ゴミのように捨てられていた網の美しい重し
こちらのも、昔は陶器だった。
漁師の妻たちが、地元の土で焼いていたらしい。

 
車道はないので、これで急な路地を運搬する。部落共有の運搬車。
公民館、地区交流、島小屋と毎日大忙しの三宅さん
おいしい島ごはんとお話をありがとう。
 
帰り笠岡で見つけた「かさおか島づくり海社」のパンフには・・
島育ちの名品がいっぱい
小飛島のぶんず(緑豆!)、飛島の椿油、高島の金胡麻、
北木島の天然灰干しの魚、
また、白木島では公民館に集まり、綿から反物まで作っている