カンボジア難民キャンプで同時期働いていた知人と、20年ぶりに会った次の日、
栃木・黒磯の非電化工房(HP)の見学会へ
雑木林や小川と隣接する3000坪の敷地(テーマパーク)には、アトリエ、温室、籾殻ハウス、バイオトイレ、ゲル、ストロベイルハウスなど、いっぱい、いっぱい
まず藤村さんの息子さんが、夜間の放射冷却を使う非電化冷蔵庫(試作品)の説明
藤村さんが感動したジンバブエの農村の家から発想したストローベイルハウス、
籾殻断熱、床に非電化換気口と天窓換気あり、ススキの屋根、材料費は25万円!
旅の途中の南インドの家、東ネパール、マリやザンビアの村々で暮らした家、みな土壁だった。早寝に昼寝、よく寝て働いた。
藤村さんは、モンゴルで遊牧民が太陽光で生乳を殺菌するものや肉を保存する非電化冷蔵庫、ナイジェリアで非電化のオレンジジュース工場のプランや、飲み水を太陽光で殺菌するものを作ったり・・・
母屋の台所、
中央の黒いガラスは、放射能を除去するというゼオライトと活性炭の浄水器、
ここは、郡山と同じくらい放射線量あり。
男性は、毎年受け入れている4人の研修生のうちのひとり
長年脱原発で工学博士でもあり藤村さんは、3月11日以降、すべて工房の活動はストップし、放射能対策に追われていた。しかし、「この程度の低濃度汚染なら大人が子供たちを守ることができる。」と周囲の住民と共に覚悟を決めた。
寄付でたくさんの放射線測定器を購入し、1000人以上が数十台の測定器でいたるところを測定した。その後除染の困難さに突き当たるが・・
そして、住民プロジェクトは継続しながら、最近やっとアトリエの活動も再開。
照明もカフェも電気を使わず、ワークショップも開く上記の籾殻ハウス(客席は60席)を、みなで50万円で作る。そのモデルカフェ作りを再開した。(手前の三角型は、鶏小屋) 「このノウハウを全国に広げて、電気もお金も無駄に使わなくても幸せになれるということを、伝えて行きたい。」と藤村さん。ここの非電化除湿機が、まもなく届くよ。