2025年6月28日土曜日

UK、スコットランド:フィンドホーン(3)夏至の後、Bio Danza、湾から海辺へ


北部の新しい住宅棟は、このようなテラスハウス(長屋)形式も多い
みな小さな庭付きで、屋根には、ソーラーパネル搭載


フィンドホーンの中心地、The Park
ぐるっと回って、1km強
いつも車道ではなく、小道を通って


自然の聖地(Nature Sanctuary) 近くの沈黙の庭


今日から3日間、ビオダンザ(生命のダンス)ワークショップへ

1960年代、チリの心理学、医療人類学者、詩人でもあるロランドが生み出した

今回のファシリテーターは、アルゼンチン出身ー南アフリカに12年
ーイギリスーアメリカ在住のキャロライン

(日本にもあるのね、関東中心だけど。。)


11人の参加者のうち、半分以上は、
Teacher Training を受けていたり、学びの最中の人たち
EU圏以外は、アルゼンチン、モーリシャスからも。

ソロで、ペアや3人で、皆で、自由に舞う、静かに触れる、
それはたくさんの抱擁と微笑み、
少しずつ体が解放されたような。。ダンスは、ステップなし、話さない!

これは、午後の始まり、Sound Bath


翌日、近所で大きな山火事は、強風と乾燥によって4日間続いたという。。
いくつかの道路は閉鎖され、窓を閉めるよう警報が出る


フィンドホーンは長い湾に面している
海まで続く湿地帯


小さなカニの抜け殻、水鳥の羽、海藻の波


枕元には、かぐわしい真紅のバラとホワイトセージ、
まだつぼみのラベンダーを。


今日は、フィンドホーン湾沿いーフィンドホーン村を散歩して帰る
石に魅せられながらフィンドホーン海沿いー荒地と砂丘、松林を抜けて戻る、
12kmくらいかな

人3倍方向感の乏しい私だけど、大きな風車を目印に。
手前が湾、それをぐるっと回ると、海に出る


小さな村の中には、アイスハウス
数十年前は、グリーンランド南部からノルウェー海を南下してきた鮭の産地で、
氷に詰めて、ロンドンまで運んでいた


すぐ近くに、フィンドホーン遺産博物館

青銅器時代、すでに牛や羊を家畜化し、丸太舟を彫り、
小麦を栽培していたのね


フィンドホーン海沿いのサウナ (車のプレート付き)

サウナー凍えるような海にジャンプ
ーフィンドホーンのホットタブ(野外ジャグジー)か?
人気があり、すぐに埋まるらしい


フィンドホーン内の有機食品の店、フェニックス
貸し自転車や近くの町、フォレスまで行くバスも廃止されたので、ここで買うしかない。

アジア系や中東系食品も多い、米麺や醤油も。
パンも、色々な種だけで作ったもの、スペルト小麦のサワードゥ種など

この棚にあるハルバ(胡麻ペーストとぶどうジュースなど)、
ババガヌーシュ(胡麻ペーストと焼きナス、スパイス和え)は、常備中
ココナッツヨーグルトや燻製豆腐、ベジ餃子や昆布茶まで。

でも、まあみな高すぎるので、見切り品もよく見るよ、とてもいい店だけど。。
UKの物価は、日本の2倍くらいかな


グルテンフリーの軽食になるもの、いろいろ
オーツ麦、米、スペルト小麦などから

野菜や果物は、地元産のものはわずか、南欧産が多いが種類は少ない
有機だし、野菜少しで500近くする 涙。。


これが1962年、3人が初めてこの荒地に着いた時のキャラバン
北部はイギリス軍基地と接しているので、時々軍用機を見かける


小さな砂の嵐、砂の紋様、フィンドホーンの海にて


Living machine
1995年に、世界で初めて生物学的に作られた下水処理システム

温室内に、複数のタンクがり、
バクテリアや微生物、藻や多様な植物、魚などが相互作用しを下水を浄化する
浄化された水は、リサイクルしてしようか、海へと.

共同キッチンには、(油はまず紙で拭き取ってから流して)という張り紙あり


道場で野生のラズベリーを見つけた!
木苺はもうすぐ


こころときめく石の多いフィンドホーンの浜辺よ


この大型風力発電3基で、フィンドホーンの電気をまかなっており、
多い時は売電する


浜辺にて
(下から)丸みのある石、細かい砂、段層、そして荒地へと


分別は、紙とプラスチック類、瓶とプラボトル
いつでも入れられる大きなプラ箱が、あちこちにある
日本もそうしてほしい。。

以前は、共通の堆肥場があり、できた堆肥はクルーニー(地域菜園)に持っていき、
その野菜は、またコミュニティに戻ってきたそうだ


浜で採った昆布を刻んで干す、道端のラズベリー、
香り高い真紅のバラの花びらは、枕元とお茶に。

小道には、小さな赤い実のサクランボ、
プラムやグズベリー(スグリ)があちこちに。


クルーニーガーデン
2018年は、Love in Action でここで畑作業もしたなあ。。
小さな池が中央にあるスパイラルガーデン風


美しい睡蓮の池


ここには、self-retreat 28days で滞在中。詳細は、ecovillage findhorn のHPへ
4つの小さな個室、広い居間と台所を共有するバンクハウス

シェアメイトは、オランダ人の指圧師とIT、カナダ人の音楽療法家、
オランダ人の地方紙のフリージャーナリスト、5ヶ月旅をしているアメリカ人など


今晩は、グジャラート出身、インド人女性の家の
Circles of Nutrishment for womentへ

アーユルベーダ風のやさしい菜食カレー後、
香り高いバラとラベンダーのお茶
ココナッツヨーグルトとチアシードのデザート
真ん中の瓶は、パイナップルジュースとヨーグルト混ぜ

ここに4年余りいた彼女は、ビザの関係で来月南インドへ。
タミールナドゥ州のオーラビルに小さな娘と引越し。


前回は、食事の後歌を。今回はヘナを。
この後、レモンと砂糖水をつけると、色が濃く長く保てるという

魔除けや、結婚式や祭りの祝福にも使われるヘナ


パーマカルチャーでもよく使われる階段状の水の流れ
その後、ススメバチの巣が見つかり、入れ亡くなった


今日は、松林や荒地を抜けて、フィンドホーンの海へ、新月3日目。
海と湾が混ざったあたりで、アザラシの子供の頭が、見え隠れしていた

(海水と淡水の川が交わる場所は、汽水域で、熱帯ではマングローブもある)


フィンドホーンの村では、ヒマラヤの展示会とフェアトレードの即売会開催中


サマルガータ:ネパール語(チョモランマ:チベット語、エベレスト:英語)
へ続く道、ナムチェバザール近くからやってきた


これらは、新しい家々。最近は、テラスハウスのような家も多い
コハウジングで、低所得者向けに.


車や電動バイクのシェアリング
250人の会員、車15台と電動バイク14台を、この周辺で共有中


社会企業で立ち上げたコンブ茶のグループ


あちこちで売り家の看板あり。でも現在フィンドホーンはトレンドとなっており、
ここ在住イギリス人にとっても高く、中々買えないという

以前は、フィンドホーン財団が全ての土地を所有していたが、
解体後は、家の土地は個人所有となり、
公園など公共の土地は、それぞれの地域が運営しているようだ。

この状態が進んでいけば、エコビレッジにはあまり関心のない人たちも、
どんどん増えていくのでは。。?


唯一の無人販売所、
今日は、アヒルの卵、ラズベリーやグーズベリー(スグリ)が、並んでいる


虹の橋(Rainbow Bridge) 週刊のコミュニティマガジン、
新フィンドホーン協会(The New Findhorn Association)発行

様々なオープンイベントだけではないよ、

コミュニティの絆を強めるカフェ、ガーデンゲリラやシニアのお世話をする人募集中、
家募集中、売家や夏の短期貸家、亡くなった人や誕生日のお知らせ
パーマカルチャーデザインコース、ガーデンゲリラや森のワークパーティ
子供の夏期学校、小規模の起業フェア、全体総会や傾聴の会まで


 

2025年6月24日火曜日

UK、スコットランド;フィンドフォーン(2) 夏至祭りのころ


大地の家(earth lodge) で火の儀式を。
今、悲しみと痛みの中にある人々に想いをよせる
ここに8年暮らすというパレスチナ人女性も参加

主催者は、イランと日本人の両親を持つ女性


ここと周辺のアーティストの発表の場、
モライアートセンター


水曜の朝は、ここでPaneurhythmy(パネウリズムミー、宇宙の動きとリズム)を。
石碑(源)を中心に、四方に白い丸石を置き、
2人で縦に並び、円を描いていく
ブルガリアの山に生まれたベインサが、生み出した

太陽、神聖な言葉、精神的な音楽と共に
精神を病んでいたり、障がいを持つ人々も一緒に


最近出会った人の家の玄関


今日は、北部のHinterland 歩き
砂丘や松林を巡り、途中虫眼鏡ではいつくばって、植物観察も。


緑のダンス広場で、夏至のフォークダンス、アルメニアやマケドニアのダンスを。
フィンドフォーンは、いつも中心に、ロウソクと花がある



地の家で、マヤの夏至の儀式
向こう側では、セージやシナモンの葉、葉タバコや胡麻、
コペル(樹脂)などを、次々投げ入れる
ドラムを叩き、マヤ語やスペイン語で唱える

エネルギーバラスが保たれ、豊作になるように。
意識が鮮明になりやすい日
マヤ暦は、春分から始まる



フェネクスカフェと隣接している宇宙のホール(universal hole)の壁


素敵なコンテナガーデン、車椅子でも作業できる
奥は、生ゴミの堆肥作り


自然の聖域(nature sanctuary)


上記の内部
今日のフィンドホーンツアーのガイドが、ここの変遷などを語る


ブティック裏の子供の公園
生きた柳の小屋、ここで夢を見たい


最近出会った人の母親が著者の本
この日、アメリカが、イランの核施設を空爆する
彼女はすぐに、イランの肥沃な三日月地帯と周辺の地域についての緊急の話と交流の場を、作った

多くのイラン人が、隣国アルメニアへと国境を越え、
その後、多くの人たち(多くはクルド人地域)が、スパイ容疑で拘束、処刑されている

(いつか、イランの大地を歩きたいという夢)


50kmほど離れたインバネスの新しいショッピングモールには、
虹の旗がいっぱい


宿泊担当の女性
この夜は、多くの人が花冠を。


見えないものからのささやき(whispers of the unseen)
美しい詩の朗読、植物の音を聞く(イタリア、ダルフールの発明?)魔法の芝居、
バグパイプやバイオリンの音色、小鳥も一緒に奏でる

ひいたエンジェルカードは、なんと空白!
でもそれは、無限の可能性という


オリジナルガーデン入り口
どこも自然木で作った扉は楽しい


奥は五角形の聖地、火事でなくなった後、最近皆の力でオープンしたばかり
1日中様々な瞑想が行われている
禅やゴング、早朝や朝、マインドフルネス、民主主義のための瞑想など


イギリスの国全体は、The United Kingdom、
それらは、イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランドからなる

上2枚;ここスコットランドのお札(他の地域では使えない)
下1枚;イギリスのお札

スコットランドには、独自の議会があり、2014年の独立を問う住民投票では、僅差で否決

ここには、EKOという地域通貨があり、当初は、財団スタッフの給料までそれで支払われ、
地域でも使われていたが、
元の財団解散以降、小規模起業も少なくなり、現在は、あまり使われていない


コミュニティガーデン、食べられる庭



赤いスグリやグズベリー、サクランボや香草
いくつものパイプの風鈴が音を奏でる
水草の小さな池や堆肥場、コンポストトイレも。
全てが循環しているかのようだ